★韓国の「新しい家族関係登録制度(※西暦2008年1月1日より施行)の概要について」をコンテンツに追加しました。

既にご存知の方も多いことと思いますが、韓国の従来の戸籍制度は2008年1月1日から大幅に変更されています。
端的な例としては、従来の「戸主」制が廃止された点、「家」というひとつの単位ごとに編製されていた「戸籍」という制度(及び帳簿)が廃止され、家族関係に関する情報を登録・管理するために「家族関係登録簿」という制度(及びデータベース)が導入された点等が挙げられるかと思います。
(※ただし、「家族関係登録簿」という旧来型の(紙ベース)の帳簿が存在するわけではなく、情報はすべて電子データ化され、「家族関係登録等電算情報処理組織(システム)」と呼ばれるコンピュータで管理・運用されています。)

こうした、100年に一度(?)とも言えるような大きな制度の変革に関して、これまで、体系化して解説された(日本語の)情報はほとんど見受けられなかったものと思います。

そこで、当サイトでは、少しでもわかりやすく皆様にこの制度の概要についてお知らせすべく、韓国の家族関係登録制度を管轄する「韓国大法院」(※日本でいえば最高裁判所に相当)の「電子民願センター」のサイトに掲載されている「新しい家族関係登録制度 案内」の情報をベースに、作業を続けてまいりました。

ただ、上記の情報(「新しい家族関係登録制度 案内」)が同サイト(「韓国大法院電子民願センター」のサイト)に掲載された時期が2007年中(つまり新しい家族関係登録制度がスタートするより前)であり、その後、内容も更新されていないことから、単に「翻訳」するだけでは、現状にそぐわない情報となってしまう状況でした。

そこで、あくまで上記の情報(「新しい家族関係登録制度 案内」)をベースにしつつ、現状(つまり、既に新制度が開始された時点以降)においても通用する内容とすべく、適宜修正を加える作業を行ってまいりました。

このたび、その作業が完了したことから、大変遅くなってしまいましたが、皆様に公開させていただくことができました。

もちろん、あくまで新しい制度の趣旨や概要について大枠的に解説した内容ですので、「これを見ればすべて理解できる」という性格のものではございませんが、制度の概要についてとりあえず知っていただく上では、大変貴重な情報であるものと思っています。

ぜひ、ご一読いただき、韓国の新しい家族関係登録制度の概要について把握していただければと思います。

→「★韓国の新しい家族関係登録制度(※西暦2008年1月1日より施行)の概要について」を見る