2018年の冬季オリンピック開催地に韓国の平昌(ピョンチャン:평창)が選ばれたことは日本の各メディア等でもさまざま報道されていますのでご存知の方も多いものと思います。

ご当地韓国は、昨晩のこの朗報にまさに歓喜の渦に包まれました。

そして、今朝のKBSニュースでも、もちろんこの話題がトップニュース!
番組全体の中でもこのニュースに関連した報道が大半を占める・・まさに平昌一色!?といっても過言ではないほどの熱狂的な報道ぶりでした。

それだけ、韓国国民の喜びの大きさを表しているものともいえると思います。

何しろ、3度目(3回連続)の挑戦(立候補)にしてようやく勝ち得た勝利ですので、喜びも3倍!といったところでしょうか。
敗れても敗れても挑戦し続けたその情熱と執念は本当に賞賛に値しますし、まさに「3度目の正直」で夢を実現した今回の結果については、心から祝福したいと思います。

・・というわけで(?)。。
本日のニュース解説でも、テーマは当然ながら!?2018年の開催が決定した平昌冬季オリンピックをテーマとして取り上げています。

もちろん、開催決定については喜ばしいニュースであるとした上で・・
「これからがもっと重要!」と、今後開催まで、そして開催後もみすえての課題等に言及しています。

競技場、交通、宿泊施設等のいわゆるインフラ整備を遅滞なく進めていくことがもちろん重要であるとしつつ・・

大会をつつがなく開催する・・だけでは十分ではなく、韓国の社会・国家発展の契機にしなければならず、そのためにはもっと視野を広げ、「国家競争力の観点及び国土の均衡(的)発展」の次元においてもこのオリンピックを活用できるような方策を模索すべきであるとしています。
そして、そのためには、7年後、つまり大会が開催される2018年時点における「韓国の経済水準」や「生活の質」まで、詳細に検討する必要があるとしています。

社会的インフラの拡充に向けては、「選択と集中」という経済原則を適用し、浪費(無駄な投資)は避けなければならないとしています。
つまり、未来に向け、必要なところには果敢に投資し、抑えるべき(無駄な投資)は抑制すべきである旨、提言しています。

また、オリンピックが「終わった」後のことも念頭におくべきであるとし。。

2018年の平昌冬季オリンピックを次世代に「夢」を引き継げるような祝典とせねばならず、(そのためには)「誘致」よりももっと重要なのが(開催後の)「活用」である・・として解説は締めくくられています。

上記「ニュース解説」は、KBSのサイトの以下のページで(ストリーミング動画による)視聴が可能なほか、解説の内容(スクリプト)をテキストベースで閲覧することも可能ですので、ご興味のある方はアクセスなさってみてください。

http://news.kbs.co.kr/special/digital/newscomm/2011/07/07/2319871.html