2011 年 3 月 1 日付で掲載させていただいたトピックス

韓国領事館の休館日(韓国の公休日との関係)について

の中で、次の内容についてご説明させていただきました。

===以下、再掲===

日本にある韓国総領事館の業務日は、原則として日本の暦に沿って運用されています。
つまり、原則的な休館日は・・
●土曜・日曜
●日本の祝祭日

となっています。
ただし、韓国本国の「公休日」(・・日本の「祝祭日」とほぼ同じ意味ですが、一般的にはこうした呼び方がされています)のうち、主要な3つの「公休日」については日本にある韓国総領事館も休館(業務をお休み)の扱いとなります。

その、主要な3つの「公休日」とは、具体的には以下の通りです。

★3月1日(三一節)
★8月15日(光復節)
★10月3日(開天節)

===再掲終わり===

上記の方針には変更はありませんが、2013年から日本にある韓国総領事館も休館(業務をお休み)となる主要な「公休日」「追加」がなされました。

具体的には、

★10月9日(ハングルの日)

です。

つまり、現行(この情報の掲載日である2014年9月30日現在)、韓国領事館が休館日となる日は・・
●土曜・日曜
●日本の祝祭日

の他、韓国本国の主要な「公休日」(官公署がお休みとなる日)である

★3月1日(三一節)
★8月15日(光復節)
★10月3日(開天節)
★10月9日(ハングルの日)

となっています。

申請・申告等、韓国領事館に出向かれるご用事がある場合には、上記の休館日にあたっていないかどうか、事前にご確認なさってからお出かけください。

※特に、10月には2回の「公休日」があり休館日が多い月となりますのでご注意ください。

以下では、上記のハングルの日について、その由来(起源)などについて簡単にご説明させていただきますので、ご興味のある方は併せてご参照いただければ幸いです。

ハングル(한글)は、朝鮮半島固有の表音文字として発明され世宗(세종)大王により公布された、現在の朝鮮半島では欠かせない文字であることはご説明させていただくまでもないものと思います。

その交付を記念して「ハングルの日(한글날)」が制定された時期は早く、光復(日本の植民地支配からの解放)の年である1945年に遡ります。

また、韓国では、1970年に大統領令により「公休日」に指定されました。

その後、「公休日」が多すぎて経済発展の支障になる等の世論が反映され、1991年には「公休日」から除外され「平日」となったものの、「記念日」である点には変わりはありませんでした。

さらにその後、市民運動等により再度「ハングルの日(한글날)」を国慶日(국경일)に昇格させようという機運が高まり、その内容を含む法案「国慶日に関する法律改正案」が2005年12月8日付で国会本会議を通過しました。
ただし、改正法では、「国慶日を公休日とするか否かについては大統領令で定める」こととされ、その時点では「ハングルの日(한글날)」は公休日の指定を受けませんでした。

つまり、その後しばらくの間、「ハングルの日(한글날)」は「国慶日」ではあるが「公休日」ではない・・という位置付に置かれたままとなっていました。

2012年11月7日、「ハングルの日(한글날)を再度公休日に指定する」という内容を含む関連規定の一部改正案が立法予告され、法律手続きを経て2012年12月24日に「官公署の公休日に関する規定一部改正令案」が国務会議を通過しました。

このような経緯を経て、「ハングルの日(한글날)」は2013年から再び「公休日」となり現在に至っています。